一人目は意外とすぐにできたのに、二人目が欲しいと思った時にはなかなか授からず、二人目不妊だったというのも少なくありません。
●二人目ができにくい理由
一人目を自然妊娠した人でも、その後、時間が経ちママが高齢出産のラインにいる場合は、妊娠率も下がっています。
数年前に比べ、単純にパパママともに生殖年齢があがってしまい、妊娠しにくくなるのです。
また育児に疲れきってしまい、産後クライシスの影響で夫婦仲が以前より冷めたりして、セックスレスになってしまう夫婦もいます。
子育ての都合や、夜泣きの対策などで寝室を別々にする夫婦も多く、その影響で、性交・授精のチャンスが減ってしまうのです。
さらに一人目の出産後産後の肥立ちが悪いと、二人目を妊娠しにくくなる事もあります。
これに関しては個人差もありますし、上の子がいても、出産で不妊症になるリスクもあります。
夫婦がお互いに二人目を望んでいても、ママの体の変化が起こるとなかなか授からない事もあるのです。
一人目の妊娠がスムーズでも、時間の経過や体の変化が起これば二人目不妊になる可能性はあります。
●夫婦で焦らずに
人により原因も違いますが、焦ってしまいストレスが大きくなるほど、妊娠しにくい体になってしまいます。
あまり神経質になっているとできない事もありますが、悩むのをやめた途端妊娠したというケースもあります。
二人目不妊だったとしても、医師に相談して最善の方法が見つかれば、案外すぐに授かる事もあります。
こればかりは、『コウノトリさんのご機嫌次第』という部分もありますが、夫婦でよく話し合い、自力で解決できない時は専門家に相談してみましょう。
悩んだり焦ったりするのは一番よくありません。
問題が複合している事も多いので、焦らず一つずつ解決していけるよう、夫婦で協力していく事も大切です。
●赤ちゃんは授かりもの
一人目をすぐに授かった夫婦は「子どもはいつでも簡単にできる」ととらえがちですが、上記のように二人目以降の時に意外とてこずるケースもあります。
そのため、最初からきょうだいの年齢の間隔をたっぷりあけようと考えると、後で時間がかかり、4歳あけるつもりが8歳差になってしまった、という話もよく聞きます。
確かに経済的なことなど家族計画は大切ですが、あまりしっかり避妊のコントロールばかりをして、全て計画通りにしようと思わない方がいいかもしれません。
きょうだいが欲しい人は、子どもは授かりものととらえ、少し余裕をみて早めから待つといいかもしれません。
Photo by Raul Hernandez Gonzalez