赤ちゃんが一生食べ物に困らないように、という意味をこめて行われるお食い初めですが、どうやればいいのか分からないと言う方も多いでしょう。
●これを用意!お食い初めのメニューと食器
まずお食い初めに使われる料理は鯛、赤飯にお吸い物、煮物と香の物の5種類になります。
用意する食器は男の子はすべて朱塗りで、女の子は外側を黒塗りのものを使用します。
また柳で作られたお祝い箸を用意し、丈夫な歯が生えるように用意する歯固めの石を神社からもらうか、河原などで拾って洗ったものを準備しましょう。
●子どもの成長に合わせて調整するのがベスト!
お食い初めは生後100日から120日頃の最初の乳歯が生え始める頃に行いますが、体調や周囲の都合などに合わせて調整してください。
従来は両親と両方の祖父母を自宅に招いて行いますが、他にお祝いしてほしい人がいるなら呼んでもかまいませんし、祖父母の都合が合わなければ両親だけでもかまいません。
お食い初めはまだ赤ちゃんの離乳食が始まっていませんので、食べさせるふりだけします。
箸の先を食べ物や歯固めの石につけて赤ちゃんになめさせる、あるいは唇につけましょう。
食べさせる役は参加している身内の中で最年長に当たる同性の養い親ですが、祖父母に頼むのが通例のようです。
●順番も覚えておきましょう
食べさせる順番は赤飯からお吸い物、また赤飯に行って鯛、赤飯、最後にお吸い物になります。
これを3回繰り返し、最後に歯固めの石に箸の先を突け、丈夫な歯が生えるよう祈りながら歯茎に当てましょう。
お食い初めはホテルや料亭でも行うことができますが、最近は食器のレンタルや販売も行われていますので自宅で執り行ってみてはいかがでしょうか。
Photo by joel