きょうだいが複数いる場合、長子と中間子、末っ子へのそれぞれの接し方がポイントになると考えられています。
全員に平等に接することが基本となりますが、きょうだいが構成されていることで子どもの性格に変化が起きることがあるとも言われていて、それぞれの子どもへの接し方に気をつけたい点があると考えられます。
●繊細?長子の特徴
まず長子はママやパパにとって初めての子どもなので、両親が神経質になることで子どもにその空気が伝わってしまうことがあります。
繊細な所が多くなる長子は、弟や妹ができることによって生活の中で多くの我慢を強いられる場面が見られるため、時には思い切り甘やかしてあげることも必要です。
●中間子の育て方で気をつけたいことは?
中間子は上の子からすれば下の立場、下の子からすれば上の立場なので、接し方が最も難しい立場にある子どもだと考えられます。
複数のきょうだいがいる場合、長子と末っ子が仲良くしていて中間子だけが浮いてしまうこともあるため、子どもたちの様子に気をつけて見てあげましょう。
何かを始める時に年齢が上である長子から、また小さい末っ子からと理由がつくことがありますが、中間子から始めることはとても少ないと言われています。
中間子を優先させる機会を作ったり、名前を多く呼んであげるように工夫してみましょう。
●末っ子の盲点
また、末っ子はママやパパ、上にいる複数のきょうだいに見守られて育つので、自立が遅れることがあります。両親にずっと赤ちゃん扱いされたり、あまり自立を期待されない傾向があるようです。
もともと上の子たちを見て育つため、末っ子はとても要領がいいことが多いのです。
できるようになったことは末っ子に任せて、あまり構いすぎないようにしなければ上の子どもたちが不満を感じることもあります。
Photo by Christopher, Tania and Isabelle Luna