命にかかわるような危険なことを子どもがした場合、親は叩いてしつけた方が良いのでしょうか。
0歳から2歳までのまだ小さな子どもには、叩いてしつけた方がいいケースはあるのでしょうか。
ここでは叩くしつけについて考えていきたいと思います。
●叩いてしつけた方がいいことってあるの?
2歳くらいまでの言葉がまだ分からないうちには、親が叩いて悪いことを思い知らせる、という人もいるようです。
子どもが危ないことをした時などには、叩いてしつけをすることが大切であると考える人もいます。
しかし、原則的に、0~2歳までの子どもには、叩くしつけは不要です。
小さな子どもを叩いて危ないことを止めさせたとしても、本人にはなんで叩かれたのかを理解出来ません。
大好きなママやパパに叩かれたことが悲しくて、大泣きをするだけです。
言葉で言っても分からない年齢なので、そもそもたたかなくていいように、親が危険な状況をなくすことが大切なのです。
命にかかわるような危険なことをしていても、子どもはそれを理解せずにただ楽しいから、面白いからとやっていることがほとんどです。
叩いてしつけたと思っていても、小さな子どもにはそれが理解出来ませんから、また繰り返してしまう可能性が高いでしょう。
0歳~2歳までの子どもは、叩いてしつけをしても意味がないどころか、恐怖心を持たせてしまうだけでいいことは何もありません。
いつも安全に遊べる環境を親が作ってあげる責任があることを知っておきましょう。
Photo by Jay Malone