ひな祭りは女の子にとって特別なお祝いの日ですから、毎年何かしら工夫してお祝いしてあげたいものです。
では実際にどのようにひな祭りのお祝いをしているのでしょうか。
●定番!お祝いの食事にこめられた意味は?
ひな祭りのお祝い方法は様々ですが、多くの場合ちらし寿司とハマグリのお吸い物を作ってお祝いします。
ちらし寿司に使われるエビは長寿を、レンコンは将来を見通せるように、豆はまめに働いて生きるといった意味が込められています。
またハマグリは対になった貝殻でなければ合わないため、よいご縁に恵まれるようにという願いが込められています。
ほかにも大地と生命と木々の自然のエネルギーを取り込むひなあられ、健康と子孫繁栄、魔除けの意味を持つ菱餅があります。
白酒の習慣もありますが、アルコールは子どもに飲ませることができませんので、ノンアルコールの甘酒などで対応するといいでしょう。
●テーブルや室内を飾りつけ
桃の花をはじめ、チューリップや菜の花などを飾ると華やかで春らしくなります。
また最近人気のペーパーポンポンやハニカムボールはカラフルな色が揃っていますが、ひな祭りならピンクを中心にまとめると、桃の節句らしいインテリアになります。
100円ショップのフラワーペーパー(花)を使ってつくればお金をかけずに変身できます。探してみるのも楽しいですね。
風船をいくつか膨らませて、画鋲やテープで天井にくっつけるだけでも特別な日のセレモニーらしくなります。
●写真でお祝いをしよう
せっかくのお祝いを写真で残しましょう。
写真館で撮影してもらう、お雛様を飾って一緒に記念写真を撮る、子どもに着物やドレスを着せるなどといった工夫もあります。
●お雛様はいつ出す?
ところでお雛様はいつ出すのがいいのかというと、地域によって所説ありますが、ひな祭りの10日くらい前や節分以降の大安の日がいいとされています。
ひな祭りが終わり次第お雛様はすぐにしまわなければ子どもが行き遅れるという説もありますが、3月6日の啓蟄にしまうといいという説もあります。
しかし人形の保存を考えると、天気がいい日、空気が乾燥している日を選び、お雛様にカビが発生するのを予防するのが賢明です。
Photo by Igor Menezes Fotografo