2016年はうるう年です。
うるう年とは、4年に1度、2月29日まである年のことです。
「うるうどし」は漢字で「閏年」と書きます。
そして2月29日は「うるう日」とも呼ばれます。
素朴な疑問ですが、4年に1回しか来ない、うるう日=2月29日生まれの人って、一体どうなるんでしょう?
うるう年じゃない3年間は、どのように誕生日を迎えるのでしょうか?
単純に考えると、誕生日が4年に1回しか来ないので、中にはふざけて、「生まれてから40年経つけど、10歳です」なんて、冗談を言う人もいます。
実際はどうなんでしょうか?
●戸籍上の誕生日は?
誕生日は2月29日生まれであることに変わりはありません。
なので戸籍も書類も、そのように記載されます。
●誕生日はいつ祝うの?
うるう年でない年は、「みなし誕生日」と呼ばれ、2月28日か、3月1日、どちらでお祝いしてもいいという制度になっています。
ただ、日本では「2月の末日」という見方が強く、2月28日にお祝いをするケースが多いようです。
●年齢のカウントは?
日本の法律によると、「2月29日生まれの者は、平年・閏年を問わず、毎年2月28日24時に加齢される」となされています。
年齢の自動計算などは、そのようなルールに基づいて算出されるようです。
うるう年の人に限らず、日本の法律では、全員が、誕生日の前日の24時に年をとることになるそうです。
●2月29日に生まれる人は珍しいの?
計算をしてみた人によると、4年に一度のうるう日、2月29日に生まれる人の割合は、1461人に1人となるようです。
単純に計算して
365×4+1=1461日
そのうちの1日だから、1461分の1というわけです。
(実際は、100年に1度うるう年がない年もあるので、正確に計算するともっと細かい数字になるようです。)
双子ですら、100分の1の割合といわれているので、うるう日生まれはかなり珍しいといえますね。
Photo by Tatsuo Yamashita