出産後、夫婦ともにお互いへの愛情が下がる現象のことを産後クライシスと言いますが、米国では男女同じように愛情が下がるのに比べて、日本女性の愛情の下がり方は著しいことが分かっています。
●日本のママからパパへの愛情が冷めやすい理由とは・・
米国に比べて、日本女性の愛情の下がり方が著しい理由は、日本男性があまり家事をしないことが原因となっているようです。
日本男性の、家事・育児に費やす時間は、世界的に見て、最低の水準にあると言われています。
イクメンという言葉が日本で流行しており、家事や育児を頑張るパパが増えているようではあるのですが、実際には、まだまだ日本男性のイクメン度は低いようなのです。
しかし、実際、仕事が毎日忙しく、家事や育児まで関わることが出来ない、という男性も多いかと思います。
●ママが本当に求めているのは、パパの家事より○○!?
産後ママは、どうしてもパパに家事や育児を手伝って欲しい!と思っているわけでもないのです。
実際、産後クライシスにならず、子どもが生まれてからも夫に対して「愛情が変わらない」と答えている妻たちは「夫はよく私の家事や子育てをねぎらってくれている」と答えているのです。
妻たちは、夫からのねぎらいの気持ちが欲しいのです。
誰からも評価されない、家事、育児に毎日奮闘しているママたちは、夫からのささやかなねぎらいの言葉ひとつで救われることが多いのです。
ねぎらいの気持ちと同時に、出来る時だけでもサポートがあれば、妻からの愛情は下がることはないでしょう。
いったん愛情が冷めてしまえば、20年を超えても関係が戻らない夫婦も多いと言われています。
また、子どもが思春期の時期に、さらに下がる傾向があることも指摘されています。
このような夫婦関係にならないように、今からでも妻に対してのねぎらいの言葉をかけてみてはいかがでしょう。
妻からのキツイ一言もなくなるかも知れません。
Photo by Nick Nguyen