一人っ子というのは、わがままと思われたり、自分勝手や強調性がないというように見られがちですが、実はこれ、一人っ子ということはまったく関係ありません。
むしろ一人でいることが多いので自立心が育ちやすく、何かを取り合うことがないだけに意地悪をしたり、人より我先にという欲もないのです。
兄弟がいる家庭と違っておもちゃやテレビのチャンネルを取り合うこともなく、親も何よりも子供を優先してしまうのが一般的です。
ただ、その反面自分が優先されることに慣れてしまったり、人との関わり方が分からないという子が多いようです。
これは小さいうちから親がしっかりと正していく必要がありますし、関わり方も教えていかなくてはいけません。
ある程度話が分かる年齢になってきたら、子供が一番という考え方は思い切って捨てましょう。
お菓子やおかずなどを分けあったり、テレビ番組でも時間帯を決めてパパやママが観たい番組を一緒に観るというようにすることで協調性を育むことができます。
年齢が上がると自分が欲しいものしたいことを強調しますが、時には取り合うぐらいの態度で接してください。
社会や人との関わりは、どんどん外に出ていくしかありません。
一人っ子は引っ込み思案だったり、他の子供には萎縮してしまったりする子が多いのですが、それを見て可哀想だから親が守ってあげるというのはやめましょう。
たとえおもちゃを取られて何も言えなかったとしても、輪に入っていけなかったとしても、児童館や公園などに積極的に連れ出してください。
行動力は他人との交わりによって育まれるので、焦らず、定期的に人がいる場所に出かけてあげましょう。
Photo by kelly taylor






