子どもの褒め方は、いろんな説があって、間違ったやり方をすると逆効果になるとも言われています。
実際に、どうすればいいのでしょうか?
●年齢にあわせて褒め方を変えよう
子どもの年齢によっても適した褒め方がありますが、1歳未満の子どもであれば大げさに表現しましょう。
0~1歳というのはスポンジのようになんでも吸収し、成長もすぐにわかるほどです。
始めて笑った、寝返りを打った、ハイハイをした、離乳食を食べた、立った、歩いたなど、子どもの成長は親にとってうれしいものですし、拍手をしたり子どもをあやしたりしながら褒めると子どもも敏感に受け取りうれしくなるのです。
2~3歳になれば大げさな褒め方を少しずつフェードアウトし、4~5歳までには言葉で褒めるようにしましょう。
●結果より努力した過程を褒める
また結果だけを褒めるのではなく、その途中経過を褒めることも大切です。
そうするとたとえ失敗してもそのプロセスが正しい、褒められることだと分かればまた挑戦しようという気持ちが芽生えます。
結果だけ見てしまうと、プロセスもいけなかった、どうすればいいのか分からない、次も失敗してしまうのではという不安感に襲われ、逆効果になることもあります。
●注意すること、叱ることと、褒めることのバランスが大事
ただ褒めるばかりではなく注意したいときもあるでしょう。
そのような時は先に褒めてから注意すると子どもを伸ばすことができます。
テストの問題を見て、難しい問題が解けていれば先にそこを褒め、ケアレスミスがあれば次は気を付けようね、見直すといいよ、などアドバイスを贈ってあげましょう。
褒める内容も具体的な方が子どもには伝わりやすいので、外から帰ってすぐにうがい手洗いをして偉いねなど子どものやる気を導き出してください。
褒めるときは気持ちと心を言葉に込めて、頭をなでたりすると子どもの自信へとつながっていくのです。
Photo by Donnie Ray Jones