生まれたばかりの赤ちゃんを産湯に入れた後、びっくりした表情がかわいいと、父親が何の気なしにSNSに投稿した写真。
しかし、この写真が彼女の運命を変えることになるなどということは誰も予測していませんでした。
写真をSNSに投稿した後、その写真を見た人たちから来たコメントは、ほとんどは父親が期待するような、「かわいい!」「癒される」「産湯にびっくりした赤ちゃんの表情が魅力的」などといったコメントばかりでした。
しかし、その中のたった1件のコメントが父親の注意をひきつけたのです。
「目が黄色い気がする、多分大丈夫とは思うけれど念のために病院へ連れて行ってあげたほうがいいと思う。私は小児科医だから心配になってしまって。取りこし苦労ならいいのだけれど。」
このコメントを見た父親は、気になって早速赤ちゃんを病院へ連れて行ったところ、新生児黄疸であることが判明しました。
新生児黄疸は治療が遅れると、脳などに障害が残ってしまったり、危険な状態になる事もある病気です。
コメントから早期に治療を受けることで後遺症も残らず改善。今では元気に生活しているそうです。
顔も住んでいる場所も分からない、単なる言葉や写真だけのつながりとも言えるSNS。
最近はこのSNSサービスを利用して犯罪などを起こす人も増えてきているため、正しい利用方法を見直す必要がありますが、たった一言に心を癒されたり、悩んでいるときに色々なアドバイスがもらえることもあります。
この写真の場合は、たまたま注意深く観察する小児科医が見つけてくれたおかげで、早期に治療を行なうことができ、後遺症なども残らない状態で助かることができました。
SNSは様々な人たちが利用しているサービスです。
だからこそ、このような素敵な利用の仕方をすることで人を助けることもできるのです。
今現在、SNSサービスは悪用に使用する人が多いことから、様々な講習会などが行われていますが、SNSは悪用されるから使用を認めないのではなく、より良く使っていくにはどうしたら良いのかを考えていくことが大切ですね。
<出典>
http://imgur.com/gallery/zS2TA0Q