子供は褒めて育てろと言いますが、それでも悪いことをしたり、しなくてはいけないことをしないというような場合はきちんと叱らなくてはいけません。
よく、公共の場でまったく子供を叱らずほっとくママがいますが、これでは人に迷惑をかけてはいけない、ということを学ぶことが出来ずに育ってしまいます。
人前で子供を叱るのはよくありませんが、子供が本当に悪いと理解し、心から反省して改善することを知るためには、正しい叱り方をしていく必要があります。
ただし怒鳴ったり叩いたりしても、恐怖を感じるだけでしつけにはならないので、人がいないところできちんと叱りましょう。
子供の心に届く叱り方は、子供と同じ高さの目線にあわせて、目を見ながら普段と同じ口調でしゃべることがコツです。
感情が表に出てしまうと、子供は謝るかもしれませんが、その場しのぎをしているだけになってしまいます。
ですので、目を合わせながらゆっくりと分かるように、どうして悪いと言っているのかを諭してあげてください。
また、子供には子供の世界があり、子供なりに考えていることがあるので、一方的な言い方にならないように注意しましょう。
友達とけんかをしたり、意地悪をしてしまった場合は、子供の言い分も聞いてあげなくてはいけません。
その上で、何がどう悪いのか、相手の気持ちはどうなのかということを説明していきます。
子供でも一人の人間として、上からではなく対等に向き合って言い聞かせることが、子供の心に届く叱り方ではないでしょうか。
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