悪いことをしたり、わがままでぐずったりしたときにはその場ですぐに叱るというのが鉄則です。
ですが、タイミングによっては叱ってしまうことで、子供を傷つけたり、ただ怒りをぶつけるだけになってしまうことも。
叱ってはいけない時があるということを意識してくださいね。
まずは、お友達の前や人が大勢いるところでは叱ってはいけません。
大人でもそうですが、友達や人前で叱られると恥ずかしいという気持ちが先にたってしまいますし、叱る人に対しても「こんな時に言わなくても」という感情がわくものです。
子供だって自尊心がありますから、叱られている内容よりもそのシチュエーションに気持ちが向いてしまいます。
また、自分を守ってくれる親に人前で叱られてしまうと、「自分はだめな人間だ」「愛されていないんだ」というようなマイナスな感情が生まれてしまいます。
悪いことを正すために叱っているのに、子供の気持ちがそれ以外のことに向いたり、反省ではなく自己否定をしてしまったら意味がありません。
ですので、わざと人を傷つけたり、命に関わるなど危険なことをしたとき以外は、人がいないところで叱りましょう。
もう一つは、自分が冷静になれないときです。
育児は大変ですから、疲れやストレスが溜まってしまい、ちょっとのことでイライラしたり、腹がたったりすることもあるでしょう。
こういった状態だと、感情に任せて怒ったり怒鳴ったりしがちです。
ひと呼吸おいて冷静になってから叱るように心がけてくださいね。
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