運動会のお弁当と言うとおにぎりやお稲荷さん、海苔巻きにサンドウィッチなど片手で食べられる主食を思い浮かべるでしょう。
しかし最近そんな運動会のお弁当に麺類を取り入れる家庭が増えているというのです。
麺類のお弁当と言うと焼きそばを思い浮かべる人も多いと思いますが、運動会と言う環境だからこそ成立する意外な麺類が運動会のお弁当として選ばれているのです。
・新定番そうめんをお弁当に
運動会のお弁当を作るのにインターネットでレシピを検索する人も多いのですが、ここ数年でそうめんがランクインしています。
定番の唐揚げやおにぎり、サンドウィッチなどに交じってなぜそうめんが入っているのかと言うと、某テレビ番組で北海道のある地域では運動会のお弁当にそうめんが選ばれているという紹介があったのがきっかけです。
その地域は漁業の町として栄えたのですが、運動会にそうめんを食べるという家庭はほぼ100%で、運動会近くなるとスーパーにもそうめんの特設コーナーができるほどだそうです。
ではどうやってそうめんを運動会に持っていくのかと言うと、朝から大量のそうめんを茹で、冷やして一口サイズに丸めたら重箱に詰めます。
めんつゆは水筒に入れて面をほぐすための水を別に持参します。
ネギやみょうが、おろししょうがなどの薬味もタッパーなどに入れて持っていくといいでしょう。
お昼の時間になったら重箱を開けて面をほぐすための水をかけてほぐしてもいいですし、紙コップに入れためんつゆに一口分を入れてめんつゆの中でほぐしても構いません。
このようにそうめんが運動会のお弁当の定番になりつつありますが、運動会は暑さの中開催されることが多いため食べやすく、しかも消化がいいので午後の競技があるお子さんにもぴったりなのです。
またお弁当を作る側にとってもただ茹でて冷やせばいいだけなので用意するのが簡単というメリットがあります。
そうめんが運動会のお弁当として増えてきている理由にはこうしたお弁当を用意する側と食べる側双方のメリットがあるのです。
Photo by MIKI Yoshihito