さっさと家事を済ませたいと、ママ一人でやってしまいがちです。
どうしても子どもにお手伝いをしてもらうと余計に時間がかかってしまうものです。
しかし、実はお手伝いを子どもにさせることは習い事よりも意味があると言われています。
・習い事よりも意味が!子どものお手伝いに関する研究では・・
アメリカのミネソタ大学の教授が、子どものお手伝いに関しての調査を行っています。
未就学児84名を10歳と15歳、20代半ばのタイミングで追跡調査をして、家庭でのお手伝いが及ぼす子どもへの影響を分析しています。
3~4歳の未就学児気にお手伝いを積極的にしていた子どもは、お手伝いをしない子どもや10代になってからお手伝いを始めた子どもと比較して、これらの特徴が見られたそうです。
「成績が良い」「キャリアでの早期成功」「家族や友人との関係が良好」「自分のことは自分で出来る」といったことです。
料理だけでなく、掃除やゴミ出しなど、ちょっとしたお手伝いが子どもの達成感、満足感につながり、これが人のために何かをすることの喜びを与えてくれます。
人間関係も良好になり、学習面や仕事面でも良い影響を与えてくれるのです。
・子どもにお手伝いをさせるポイントは・・
遊びを優先させたい子どもは、なかなか進んでお手伝いをしてくれないものですから、ちょっとした工夫が必要です。
「○○をして」ではなくて「ママ嬉しいな」「助かるな」といったスタンスでお手伝いをするよう促しましょう。
本を整理する、洗濯物を取り込むなどちょっとしたことでも、家族全員のためになることをしっかりと伝えてあげましょう。
またママが日頃から家事に関して不満だったり否定的なことは言わないようにしましょう。
家事は楽しくないものなんだ、というイメージを持たれてしまいます。
3歳ころから子どもはお手伝いをやりたがる時期が来ます。
何かと手がかかるのでお手伝いをしてもらうのが面倒だったりしますが、余裕のある時に簡単なことから始めてみましょう。
食器を並べる、おもちゃをかごの中に入れる、といったことから始めてみてください。
習い事をさせるよりも、意味のあることです。
Photo by Ren Kuo