不良と呼ばれる子供とは付き合わせたくないというのが親の気持ちですが、場合によっては不良少年との付き合いが感動話を生むこともあります。
今回ご紹介する話も、一人の不良少年によって娘が助けられたというものです。
・母親が娘に伝えていること
カナダのオンタリオに住むジェニーン・トーマスさんは6歳になる娘ペイトンちゃんを持っています。
ジェニーンさんはいつもペイトンちゃんに周囲の声を気にせずやりたいことをしなさいと言っています。
ですからペイトンちゃんがスケードボードをやりたいと言ったときも反対しませんでした。
カナダではスケードボードと言うと男の子の遊びと思われていますが、ジェニーンさんは性別に関係なくやらせたのです。
そしてある日、ペイトンちゃんを連れてジェニーンさんは公園に行き、ある感動的な出来事に遭遇したのです。
・公園で出会った不良少年
ジェニーンさんはペイトンちゃんを連れていった公園で煙草を吸う、汚い言葉を使う不良少年に出会いました。
ペイトンちゃんはすぐに帰りたいと言い出しましたが、ジェニーンさんは世界におびえなければならない人はいないということを教えたかったため、年上の男の子が多いとペイトンちゃんが言ったのに対し、スケートパークは誰のものでもないと伝えました。
そしてペイトンちゃんが練習を始めたとき、不良少年の一人がペイトンちゃんに声をかけました。
とっさに出ていけと言われると思ったジェニーンさんは身構えましたが、不良少年は足の使い方が間違っているから教えてあげると、1時間ほどペイトンちゃんにスケードボードを教えてくれたのです。
ペイトンちゃんが転べば手を差し出し、レールに近づくと危ないと教えてくれたと言います。
少年たちの指導の甲斐があって、ペイトンちゃんはすっかりスケードボードが上手になりました。
ジェニーンさんは同じコミュニティに彼らがいたことを誇りに思い、親切に感謝したいと言います。
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Photo by Maria Grazia Montagnari