埃の色は何色か聞かれると多くの方がグレーと答え、ほかの色特にカラフルな色を答える人はいないでしょう。
しかしなぜ埃はグレーなのでしょうか、むしろどこで発生するのでしょうか、知れば対処法も見えてくるでしょう。
・埃とは何か
埃は衣類や布の繊維である綿ぼこり以外にも、土や砂、食べ物、毛髪に紙片などが混じった物体です。
繊維による埃が60%近くを占めるのですが、土や砂も27%と非常に多いのが特徴です。
さらに埃の中を見てみると、1gあたり1000匹のダニが潜んでいるというのですから驚きです。
ではなぜ埃がグレーなのかと言うと、様々な色がまじりあった結果なのです。
絵具もいろいろな色を混ぜるとだんだんと黒に近くなっていきますが、ほこりも青や赤などが混ざり合い、顕微鏡で解析するとグレーの中に様々な色が混じっていることが分かります。
そして埃がたまる理由ですが、埃は非常に軽いので人の動きや掃除の動きだけで舞い上がります。
すると舞い上がった埃が時間をかけて落ちていき、また床に積もってしまうのです。
・埃を溜めない工夫をしよう
埃が溜まらないためには部屋の角を減らすことが肝心と言います。
たとえば家具の大きさがバラバラな部屋は角が多いのでその分、埃もたまりやすくなります。
また静電気は埃を引き寄せますので、柔軟剤を水1リットルに5ml入れて布につけ、家電製品を拭くと埃だけではなく手垢の防止にもなります。
ただし水はたくさん付けないように気を付けないと漏電などの原因になります。
それから衣類や布製品は埃を貯める原因になりますのでできるだけ収納しましょう。
着ない服はまとめてクローゼットやタンスにしまう、季節外の衣類をケースにしまっておくなどして日常生活の中に埃が溜まらない工夫をしてみてください。
普段の生活の中に埃はつきものと思われていますが、やり方次第で埃がたまるのを防ぐことは可能です。
家の掃除が楽になると考えれば埃を貯めない方法も実践する価値があるのではないでしょうか。
Photo by Donnie Ray Jones