出産という大仕事を終えるとすぐに始まる新生児のお世話は、想像上に大変で、育児雑誌などには載っていなかった、知らなかったということもたくさん発見します。
新生児ならではのお世話の大変さをご紹介しましょう。
・ママも赤ちゃんも初心者!母乳育児の大変さ!
ママのおっぱいを一生懸命に吸っている姿は、とても愛らしいものですが、実は赤ちゃんは、最初から母乳をきちんと吸えるわけではありません。
ごくごくと飲んでくれるのは、ママが抱っこの仕方を変えたり工夫して、赤ちゃんが飲みやすいように体勢を整えたりしているからです。
もちろんママも母乳育児は初めてなので、最初からスムーズにはいきません。
飲ませ方のコツを助産師さんに教わりながら、何回も練習して赤ちゃんの抱っこの仕方や飲ませ方が上達し、赤ちゃんもママのおっぱいを吸うのが上手になっていきます。
また、おっぱいやミルクを飲んだ後には、赤ちゃんはゲップをしなければいけません。
そうしないとせっかく飲んだおっぱいやミルクを吐いてしまう恐れがあります。
しかし、このゲップがなかなか上手にできません。
胃腸の機能がしっかりと成長していないので、ゲップをするのもママのサポートが必要です。
母乳や粉ミルクを飲ませた後には、縦抱きをしてトントンとやさしく背中を叩いてゲップがきちんと出るように促してあげます。
きちんと吸わせてゲップまで出してあげるという工程は、慣れないうちは時間もかかり大変ですが、次第に慣れていきます。
・眠くて泣くの!?うんちの色がカラフル!
自分の意志を言葉で伝えることが出来ない赤ちゃんは、何でも泣いてママに伝えようとします。
お腹が空いた時、おむつが濡れて気持ち悪い時に泣きます。
そして、眠い時にも泣いてしまうのです。
眠いならそのまま眠ってくれればいいのに、と思いますが、赤ちゃんは眠くなり次第に意識が遠くなるのを死んでしまうと勘違いするのだそうです。
はじめは何で泣いているの?とハラハラしますが、次第にこれはおっぱい泣きね、おむつを代えて欲しいのね、と泣き方で赤ちゃんの思いが分かってくるようになります。
赤ちゃんのうんちはとてもカラフルであることにも驚くはずです。
新生児のうんちは基本的に黄色か緑色で、これは健康な状態のうんちです。
うんちの色も赤ちゃんの健康のバロメーターになります。
子どもを産むまで知らなかったということがたくさんあります。
赤ちゃんもそしてママも、初めてのことばかりで、一緒に成長していくのですね。
Photo by Valentina Yachichurova