いつの時代も子供たちの間で社会問題となるのがいじめです。
ひと昔前とは違い、最近はネット社会を反映し『ネットいじめ』がまん延しているようです。
とある一人の少年が、この深刻なネットいじめの残虐さを映像で表現しています。
・13歳の少年が描く『ネットいじめ』の残虐さ・・内容にハッとさせられるはず
直接に相手に暴力や暴言を吐かない『ネットいじめ』は、加害者側の意識は薄いものの、被害者側は一般的な暴力や暴言以上に心に大きなダメージを負ってしまうものです。
世界的にも問題となっているネットいじめは、年々増加傾向にあると言います。
そこで、1人の少年が、このネットいじめを撲滅するために立ち上がりました。
アイルランドに住む13歳のルークくんは、自分も昔ネットいじめに遭っていたと言います。
ネットいじめというのは、親世代には体験がないので、なかなか実感が湧かないという方も多いのではないでしょうか。
しかし、この少年が作成した動画を見れば、ネットいじめがどれほど残虐なものであるかが分かるはずです。
少年は自分の体験をもとにして動画を作成しています。
彼のスマホには、「お前はぶさいくだ。」「ゲイめ!」「デブ!」といった彼を中傷する言葉が、毎日のように送られてきます。
それを見るたびに、彼は鼻血を出し、顔にはアザができ、骨折までしてしまいます。
彼はスマホに届く誹謗中傷でボロボロになった心を、このようにして表現しているのです。
・ネットいじめの3つの対策!
ネットいじめを受けた加害者は、誰にいじめられているか分らず、周りの人達全てが信用できなくなると言います。
しかし、一方の加害者は、悪いことをしている自覚が希薄です。
この動画を作ったルークくんは、ネットいじめ対策として3つのことを提案しています。
「止める」「ブロック」「話す」の3つです。
メールを投稿、送信する前に、この内容を見た人がどう思うのか立ち止まって考えてみよう。
被害に遭ったら、加害者からの送信をブロックしよう。
そして、親や先生など周囲の大人に話して相談しよう。
と、提案しています。
子供たちも小さい頃からスマホを持つ時代です。
自分の子供がネットいじめの加害者、被害者にならないよう、注意しておきたいですね。
Photo by Eugenio “The Wedding Traveler” WILMAN