幼稚園や小学校に入ると自分より年上のママがいるものですし、近所にも自分より大きい子供を育てるママはいるでしょう。
そのママとの年の差があまりにも離れている場合、年上の人の話は時に説教のように聞こえるようです。
・落語研究会の総会から出た一言
近添真琴さんはSNSサイトで大学時代落語研究会に入っており、総会では卒業生との意見交換が行われていたことを告白しました。
そしてその意見交換会では卒業生のおじさんたちが昔のいいところを言って今はダメ、というお説教をするというのです。
近添さんは大学生のころ総会で話す卒業生を心底嫌っており、それはほかのサークル仲間も同じでした。
そして20年後、総会のお知らせを受けた近添さんは同級生からお誘いを受けることになったのです。
しかし近添さんは大学時代の思い出からなぜ自分たちが卒業生の立場になったら行くのか、と批判しました。
ほかの人の時間について想像することはできないのか、自分たちが年を取ったとは思わないのかというのです。
・昔と今は違う
近添さんが言うには自分たちが20歳の時は40歳と言えばおじさんだった、しかしいざ自分たちが40歳になると20歳からおじさんに見られるという感覚が欠如している、つまり自分たちの言うことはすべて説教と捉えられてしまうということです。
おじさんの立場である40歳の人はアドバイスをしているつもりでも、相手にしてみればうるさい説教以外の何物でもないのです。
この近添さんの投稿には多くの反響が起こり、将来気を付けたいという声も多く寄せられました。
ママ同士の関係で一番わかりやすいのは嫁と姑という立場かもしれません。
一人目を生んで育てる新米ママに対して姑はこうするといい、ああするといいと、良かれと思っていろいろアドバイスをしてきます。
しかしママは病院からも保健師からもアドバイスをもらっていますし、今と昔は違うという考えの元うるさいと感じてしまうのです。
年上の言うことをアドバイスとして受け止められないとき、将来同じ立場に立った時若い人が自分の言うことをどのように感じるか考えてみたいものです。
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