同じ環境に育ち、同じ親から生まれているのに性格が全く違う兄弟姉妹はたくさんいます。
子供には生まれながらにして備わっている気質があるので、兄弟姉妹でも性格に違いが出てきます。
優しい子供とおとなしい子供では、似た感じもありますが、気質の違いがあるのかも考えてみましょう。
・子供には生まれながらに備わっている気質が!
気質には外交的な気質と内向的な気質があります。
エネルギーが外に向かう外交的気質の子供は、好奇心が旺盛で頭で考えるよりも身体が先に動く、おしゃべり好き、喜怒哀楽の表現が豊か、といった特徴があります。
エネルギーが内側に向かう内向的気質の子供は、何事も慎重で、1人の時間を好む、おとなしいなどの特徴があります。
優しい子供というのは、内向的気質のように思われてますが、外交的気質でも優しい子供はたくさんいますから、これは気質というよりも性格の問題と言えそうです。
・性格と気質の違い!気質を認めてあげて
こういった生まれ持った気質を元にして、後天的な環境の影響を受けて性格が形成されていきます。
家族構成や地域、生活水準、交友関係などのさまざまな環境が、生まれながらに持っている気質を土台にして、一人ひとり個性的な性格が形成されていきます。
小さな子供の頃には特に、気質を認めてあげながら育てることが大切です。
生まれ持った気質を抑えられることのない環境で育つことは、本人にとってとても幸せなことです。
これが周囲の人たちへの優しさにもつながっていきます。
子供には一人ひとり異なる気質があります。
持って生まれた子供の気質を見極めて、その子らしさを伸ばすことができれば良いですね。
Photo by Rodrigo Della Favera