子供の頃から滑舌が悪かったという「フェフ姉さん」がテレビでブレイクしています。
幼少期から言葉で不自由していても、全く卑屈にならず、チャームポイントとして明るく生きてきた、という姿は、他のコンプレックスで悩んでいる人にも大いに参考になりそうです。
・幼少期から滑舌が悪かった「フェフ姉さん」が大人気!
日本テレビで放送されている「月曜から夜ふかし」に登場した、「フェフ姉さん」をご存知でしょうか。
滑舌が悪すぎる素人として、またその明るいキャラクターに注目が集まり、大ブレイクしています。
「月曜から夜ふかし」は、たくさんの素人にインタビューを行っている人気のテレビ番組で、この話題のフェフ姉さんは友達の多田さんと5月30日の放送回分で登場しました。
「フェス」を「フェフ」、「いちじく」を「いつづく」と発音してしまうインパクトのある滑舌で話すフェフ姉さんは、この日スタジオを爆笑の渦に巻き込んだのでした。
さらに6月27日の放送回では滑舌向上に挑むものの「アスパラガス」が言えず、友人の多田さんから「今日一番だわ」と突っ込まれ、司会のマツコ・デラックスさんからもその二人の掛け合いを大絶賛したのです。
・フェフ姉さんってどんな人なの!?
フェフ姉さんは、今24歳で、普段は中目黒のアパレル会社の事務作業をしており、週末には六本木のバーで接客業も行っています。
絵を描くのが好きで、自ら稼いだお金でデザインの学校に通っていたこともあるそうです。
Twitterのフォロワーは1000人ほどだったのが、番組に出演してからなんと現在は10万人以上にものぼっており、イベントやメディア出演のオファーも殺到しているのだそうです。
しかし、フェフ姉さんとお友達の多田さんは、この急激な環境の変化にもうぬぼれることなく、マイペースなTwitterでみんなをほっこりとさせてくれています。
・障がいもチャームポイントに!?
フェフ姉さんいわく、子どもの頃から滑舌を長所としてチャームポイントとして生きてきたそうです。
また、ものの見方で人生はいくらでも変わる、と言います。
滑舌は、程度も様々で、訓練で上達するケース、「舌小帯短縮症」「構音障害」など肉体的な原因で起こるケースもあり、これを障がいと呼ぶのかは議論の分かれるところです。
しかし、どちらにせよ、フェフ姉さんのポジティブな姿は、他のコンプレックスで悩んでいる人達にも多いに参考になりそうです。
コンプレックスは、自分次第でチャームポイントに出来るのだということを教えてくれています。
・コンプレックスは育った環境に左右される?
わが子の行動で、他の子と比べて、劣っているように感じてしまう部分も、親が「個性ね」とおおらかに受け止めることで、子どもにとっては負担にならなくなります。
逆に言えば、どんなに優れていても、「いつも90点しか取れないなんてダメな子ね」など、親がコンプレックスに感じてしまうと、子供自身も「自分は劣っている」と感じるようになってしまいます。
子供の個性を、愛されポイントにするか、劣等感に変えるかは、家庭の影響も少なからずあるので、ぜひ、家族だけは温かく受け止めてあげられるようになりたいものですね。
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