誰でも褒められることは嬉しいもので、子供もママやパパから褒められることが大好きです。
子供は褒めて伸ばすのが良いなどとも言われますが、褒め方にもいろいろあり、褒め方によって子供への影響も変わってきます。
・褒め方によって子供が変わる!?行動を具体的に褒めると自信のある子に育つ!
子供を褒める時、どんな言葉で褒めているでしょうか。
小さな子供を褒める時に言ってしまいがちなのが、「すごいね!」「えらいね!」「おりこうさんだね!」といった褒め言葉ではないでしょうか。
このような抽象的な言葉で褒めると、「あなたは○○できるからえらい」「○○出来るあなたはすごい」といったふうに、子供を評価するメッセージとして伝わる可能性が高いです。
例えば、もりもりご飯を食べる子供に「すごいね、えらいね!」などと褒めていれば、子供は何について褒められているのかよく分かっていないものの、なんだか評価されたことは分かるので自信過剰になってしまう可能性があります。
また、出来なかった時にママは好きでいてくれないのかも、と心の中で不安に思ってしまうかも知れません。
それよりも子供を褒める時には、「残さず全部食べたね!」「上手にスプーンを使って食べたね!」などと、具体的に何が良かったのかを言葉にしてあげるのがおすすめです。
・具体的に『Iメッセージ』で伝えると共感力、思いやりのある子に!
子供を褒める時には、何がどう良かったのかを具体的に言葉にすること、そして「私」を主語にした『Iメッセージ』で伝えてあげるのがポイントです。
例えば「苦手な野菜も頑張って食べたね。ママ嬉しいよ。」と、具体的に良かったことと、ママの気持ちを伝えてあげるのです。
良かった行動がはっきり分かるので、もっと頑張ろう!と、次につなげることができます。
また、掃除などのお手伝いをしてくれた時は、「えらいね」と評価する言葉ではなくて「キレイにしてくれてママとっても嬉しいな。」とお母さんの感情を伝えることで、また頑張ろうという意欲につながると同時に、メッセージをたくさん受け取ることで、他人の気持ちに寄り添う共感力が育ち、思いやりのある子供に成長していきます。
「えらいね」「すごいね」を「うれしいな」「できたね」に変えてみてください。
少しずつの積み重ねが、子供の向上心や共感力、思いやりを引き出してくれます。
Photo by Philippe Put