仕事もやっと終わり、急いで我が子が待つ園にお迎えに行ったのに、我が子に「まだ遊びたい」さらには「帰りたくない」なんて言葉をかけられたら、お迎えに行ったママやパパとしてはかなりのショックを受けるものです。
子供たちはお迎えが楽しみなくせに、こんな冷たい反応をするのはどうしてなのでしょう。
・帰りたがらない子供・・家やママ、パパが嫌なの!?
帰りたがらない我が子にショックを受けると同時に、スムーズに帰ってくれないことにイライラしてしまうものですが、まず子供が帰りたがらないのは、お家のことやママ、パパのことが嫌だからではないことを知っておきましょう。
家以外の環境で長い時間過ごすことは、楽しい反面、子供ながら多くの緊張感を持ちながら過ごしています。
小さな子供たちの緊張が、ママやパパのお迎えでふっと緩みます。
安心できる相手が目の前に現れることでオン状態からふっとオフ状態に切り替わり、自分でもよくわからないけどダダをこねたくなってしまうのです。
ぐずぐず泣いてしまったり、なかなか帰ってくれないのは、緊張感から解放されたことによるものなので、ママやパパが嫌われてしまったわけではありません。
・目に見える形で区切りをつけてみて!
どうしても帰りたがらないようであれば、先生の許可をもらってお部屋や園庭でしばらく遊ぶのを見守ってみましょう。
ママやパパもさりげなく遊びに加わったりしながら、適当なタイミングを見計らい、「○○ちゃんのママもお迎えに来たから一緒に帰ろうか!」などと声掛けを押して、自然に場面を切り替えられるような声掛けをしてみましょう。
スマートフォンのアラーム機能を利用すれば、より目に見える区切りをつけることが出来ます。
「スマホのメロディが鳴ったら帰ろうね」「あと○周走ったらおしまいね」などと約束して区切りをはっきりつけると子供も気持ちの切り替えがつけやすく、スムーズに帰ってくれることが多いです。
頭ごなしに帰らせるのではなくて、目に見える形で約束事を設定して、ワンクッション置くことがポイントです。
Photo by FRE Lens