お友達と一緒に遊んでいても、すぐにキレてしまう子どもがいます。
ちょっと嫌なことを言われただけでつかみかかってしまったり、おもちゃの取り合いでいきなり激しく叩いたりと、すぐにキレる子どもには、それなりの理由があります。
・すぐにキレる2つの理由とは・・
すぐにキレてしまう沸点の低い子どもには、2つの理由があります。
一つ目は、自分のイライラする気持ちをどう処理すればいいのかコントロールの仕方を知らないためです。
つまり、「感情コントロールが未熟」であることが原因となっています。
誰でも頭にくるという感情は持っています。
しかし、その感情は、言葉で表現したりして上手に処理をしています。
すぐにキレる子どもは、怒りやむしゃくしゃする感情をそのまま相手にぶつけてしまってしまいトラブルになるのです。
もう一つの理由は、自分の気持ちを分かってほしいという「承認欲求が満たされていないこと」が挙げられます。
自分の気持ちを分かってほしいという欲求がとても強いことが、キレやすい原因となっている場合もあります。
・3つのステップで、子どもの気持ちの爆発を抑えて!
感情コントロールが未熟な子どもには、「やめてほしい」「嫌だった」「悲しかった」といった自分の感情を言葉にして相手に伝えることができるように、根気よく教えてあげることが大切です。
承認欲求が満たされていない子どもには、「○○君が僕のおもちゃを取ったの!」と言えば「○○君がおもちゃを取ったのね」と子どもの言葉をリピートしてあげ、気持ちを受け止めてあげましょう。
そうすることで、一時的に承認欲求が満たされます。
どちらのタイプの子どもにも、リピート・クエッション・リクエストで感情のコントロールを教えてあげましょう。
気持ちが少し落ち着いてきたら、今度は「じゃあどうすればいいかな?」と聞き(クエッション)、もじもじしていたり「分らない」というようであれば、「○○してみる?」と提案(リクエスト)してみます。
すぐキレる子にはリピート・クエッション・リクエストで感情コントロールを教えてあげましょう。
経験を重ねることで少しづつ、すぐにキレるのではなくて、自分で考えて決断して、行動できるようになります。
Photo by Randen Pederson