小学校になるとランドセルに筆箱や教科書を入れて毎日登下校をしますが、大人が持ってみても、かなりずっしりと重みのあるランドセルです。
毎日小さな体で頑張っているな、と思うものですが、実は重たい荷物は子供の発達に悪影響を及ぼすことが分かりました。
・重たい荷物は、子供の発達に悪影響!
アメリカの小児科学会が、重たい荷物が子供の健康を損なう恐れがあると指摘しています。
アメリカでは日本のようなランドセルはなく、リュックサックに教科書やお弁当などを入れて登校するのですが、アメリカの教科書はなんと図鑑ほどもある大きなものなのだそうです。
かなりの重さがあるであろうリュックサックですから、正しい背負い方をしないと、筋肉や関節の損傷や、首や肩の痛みを引き起こす可能性、また、子供の姿勢へも大きく影響すると指摘したのです。
毎日のことですから、重たい荷物が入ったリュックサックを正しく背負わないと、子どもの健康を損なう恐れがあるのは容易に想像できますね。
・小学生のランドセルも大丈夫!?
アメリカの小児科学会では、子供への健康を損なわないために、軽いもの、肩ひもに肩パッドがついているもの、そしてウエストで固定できる紐がついたリュックサックを持つことなどを推奨しています。
これを見ていると、日本の子供たちが背負っているランドセルも気になります。
ランドセルは、子供の負担を軽減するよう、身体にぴったりフィットすうように作られています。
背負うだけで自然と理想的な背負い方になるように設計されているランドセルですが、ランドセルの大きなデメリットは重量です。
軽量化が進んでいるランドセルですが、軽くても1キロ程度はあります。
さらに教科書やノート類が入るのでかなりの重さとなります。
子供への身体の負担を考えれば、背負う荷物の重さは体重の20%を超えないようにと言われています。
6年間、ほぼ毎日背負うランドセルです。
特に低学年の頃には体重も軽い子供たちですから、ランドセルの重さは大丈夫か、背負い方は大丈夫かチェックしてあげてください。
Photo by Yoni Lerner