赤ちゃん、幼児と、子どもが成長していく段階で、発達段階がいくつかあるといわれています。
●誰もが通る道「リビドー論」の「口唇期」「肛門期」とは?
あまり耳慣れない言葉ですが、心理学者のフロイトによると、ざっくりいうと下記のような感じで、欲求が変化していくと考えられています。
(1)口唇期(0~1歳くらいまで)
口で吸う段階。母乳やミルクを吸って飲む、自分の指をなめるなど、口による動作で満足を覚える。
(2)肛門期(2~3歳ころ)
排泄に興味を持つ段階。トイレットトレーニングや、排泄の快感を覚える。
(3)男根期(5~6歳ころまで)
おちんちんなどに関心を持ち、面白がる段階。
(4)潜在期(学童期)
肉体的な欲求は一時的に軽減し、知的な活動に対し、関心や欲求が強くなる。
(5)性器期(思春期以降)
二次性徴期を迎え、性的な関心を持つようになる。
●男の子は、わかりやすい!
上記を見ると、なるほど、少し納得できる気もしますね。
赤ちゃんは、おっぱいや指しゃぶりが大好きです。生きるための本能でもあるのですね。
2~3歳の子はうんちやトイレに興味を持ち、「おなら」とか「おしっこ」という言葉で爆笑したりすることもあります。
5~6歳までの男の子は、おちんちんをいじっていたり、裸になってギャグを言って、ママをげんなりさせるかもしれません。
女の子はあまりそういう反応はないですね。
また、思春期になって、性的なことに興味を持つようになるのも、男の子の方が顕著です。
うちの子ばかり、ちょっとヘンな気がする、と思うかもしれませんが、どれも、ノーマルな大人になるための、正常な発達だといえるのですね。
ですから、ただ「下品だから」と一切を禁止してしまうのではなく、子どもの成長段階に応じたケアやしつけ、マナーを教えることが大切なのですね。
Photo by Donnie Ray Jones