お父さんは当然男性ですから、男の子から見ると初めて会う同性がお父さんになります。
女の子の場合はまた違いますが、男の子とお父さんの関係はどのようなものなのでしょうか。
・3歳までの言語能力はパパ次第
男の子にとってお父さんはとても大きな存在なのですが、ある調査によるとお父さんの言葉の影響が3歳まで発達する言語能力に大きく影響するそうです。
と言うのもお母さんは子供とまだ話すことができず、言語能力は低いと考え優しい言葉で話しかけます。
一方のお父さんは難しい言葉をいろいろと使って話しかけることが多いのだそうです。
こうしたお父さんの聞きなれない単語や言葉が子供の脳に刺激となり、言語能力を育てると言うのです。
ですからお父さんから吸収した言語が子供の発達に携わり、言葉を覚えることでお父さんと対等でありたいと思う男の子がいても当たり前なのかもしれません。
・男の子はママに甘えたい傾向にある
男の子が最初に触れる異性がお母さんになりますが、四六時中一緒に過ごしていますから、男の子にとってお母さんは恋人のような存在です。
またお母さんも母性本能から子供を守ろうと、愛情を注いで育てますので、子供も愛されていると認識することができます。
ところがお母さんのパートナーはお父さんですから、お母さんが好き、お母さんに甘えたい男の子にとってお父さんはライバルになるわけです。
しかしお父さんは子供も大切だしお母さんともスキンシップを取りたいと思うことがあります。
そうすると男の子にとってお父さんは最初のライバルになりうるわけです。
お父さんが男の子にとってどのような影響を与えるかは、同性ということから考えれば難しいかもしれません。
ですがお父さんの背中を見て子供が育つと言うのは決して悪いことではないのではないでしょうか。
Photo by Thomas Kohler