男の子によく見られるのが、好きなのに思わず嫌いと言ってしまう状況です。
なぜ正反対のことを言ってしまうのか、男の子の心理状況を見てみましょう。
・一種の防衛反応
男の子が嫌いと答えてしまうのは一種の防衛反応だと言います。
対象物が自分は好きでも、ほかの人はどう思っているか分からない、嫌いなようだと感じ取ると、正反対のことを言ってしまうのです。
思春期に入って本当は好きな女の子を嫌いと言ったり、いじめるのとおない心理状態でしょう。
また自分の好みに合っており、居心地もいいと感じていながら、その居心地のいい部分が嫌になることもあるようです。
そうすると本当は好きなのに嫌いと答えてしまうことがあるようです。
・照れ隠しの場合も
よく言われるのが、照れているからそれを隠すために正反対のことを言う、と言うことです。
本当は好きなのに、好きと言った自分を誰かに否定されてしまうのではないか、と考えてしまうと本当の気持ちを言うことはできません。
素直に好きと言えればいいのですが、防衛反応が働いたり、好きと言って冷やかされたりすると思うと照れて素直に好きと言えなくなってしまうのです。
ただ見ていれば本当は好きなのだろうと言うことが分かりますから、どんなところが好きなのか、中身をしっかり知ったうえで、子供の気持ちを受け止めてあげましょう。
共感することで、好きな物を好きと素直に言えるようになることもあります。
好きでも嫌いと言ってしまうのは男の子にはよくある状況ですが、受け入れてあげれば答えを引き出すこともできるのです。
Photo by Eric Lewis