子どもには、2歳前後のなんでもいやいやをしてしまう第一次反抗期と、思春期に訪れる第二次反抗期があります。
どちらの反抗期も、今までできなかったことができるようになったり、自我が芽生えてきた証拠でもあります。
・まずは受け入れる
受け入れるといっても、子供の言うことをすべて聞くということではありません。
子どもは子供なりの、親は親なりの意見や考え方があるのです。
2歳前後の子どもの場合は、自分がやりたいことを言葉でうまく表現することができません。
いろんなことをしてみたいけれど、言葉では表現できないし、親はまだできないと思っているから何でもやってあげようとする。
そこでいやいやが起きてしまうのです。
いやいやが出たら自分でやりたいのだなと受け止めて、最初は自分でやらせてみてください。
2歳くらいの子供であれば自分でできないとわかれば親にやってもらおうとします。
第二反抗期の場合も反抗するからといって抑えつけてはいけません
思いや気持ちを汲み取ったうえで、できることとできないこと、良い悪いをしっかりと伝えていきましょう。
・反抗期は成長の証である
親が何でもしてあげないと自分では何もできない赤ちゃんの時期は、自分では何もできないのですから親の言うとおりにするしかありません。
しかし、自分でいろいろなことができるようになると、自分でやって見たくなるのです。
成長の証と思ってそっと見守ってあげることも大切です。
中学を過ぎると、子供の反抗期は本格化します。
体も大人並みになって、力づくで反抗しようとしてきます。
若干心身的に堪える時期ですが、この反抗期を乗り越えることで子供は自立の道を進んでいきます。
あまり過度に干渉せず、対立を極力避けることで子供は自分を認めてもらえたと感じ、徐々に大人しくなっていきます。
子どもが反抗期になると、親は子供の言動にイライラすることが多くなります。
しかし、親がイライラすると子どもはますます反抗してきます。
小さな子供の内はそっと見守りつつ、しつけも行っていく必要がありますが、大きくなってからの反抗期は大人への道でもあるので、ある程度子供を信用して見守ることも大切です。
Photo by Betty Nudler