赤ちゃんが生後半年くらいになるとハイハイを始めるようになります。
もちろん個人差がありますから、7カ月8カ月くらいから始める、高這いをしないでずりばいだけをするという赤ちゃんもいますが、どのような過程をたどっていくのでしょうか。
・足の力をつけることから始める
赤ちゃんは生後3か月までに首が座り、抱っこしてもグラグラしなくなります。
大きく生まれた赤ちゃんは生まれたころから首が安定していると言いますが、個人差はあれ生後3カ月までには首が座ると言っていいでしょう。
それから生後4か月頃に寝返りをマスターする赤ちゃんが増え、あおむけから腹ばいへ、腹ばいからあおむけへ一回転できるようになります。
このころになると足の力が強くなり、筋肉もついてくるのですがまだあまり動かないのでムチムチの赤ちゃんが多くなります。
同時に体の動かし方を覚え、どのようにすれば右へ左へ動くのか、自分のしたいように体が動くのか分かるようになるのです。
・お座りからハイハイへ
赤ちゃんによって順序が変わることもありますが、多くの赤ちゃんは生後半年くらいまでにお座りをマスターします。
このとき自分の腕で体を持ち上げて座りますので、腕の力もだいぶついてきていることが分かります。
そして寝返りからお座りへの連動の中で、前へ進むことを覚えハイハイへと発展するのです。
中にはずりばいしかしない赤ちゃんもいますが、足は動かしていますので医師から何も言われない限り心配はないでしょう
赤ちゃんのハイハイは成長とともにスピードもアップし、足の力がさらに強くなり、腰もしっかりすれば立つようになります。
そしてそのうち伝い歩きし、1歳を過ぎるころには一人で手を放して歩くようになるのです。
Photo by Kris Gabbard