産後クライシスや産後鬱によって、出産後まもなく離婚してしまうケースが少なくありません。
出産後女性はホルモンのバランスの急激な変化や、育児に対しての心身的な疲労が蓄積していきます。
産後離婚を避けるためには、旦那さんの理解と協力が不可欠なのです。
・出産後の女性の心身の変化
女性は出産後まもなくホルモンバランスが急激に変化し、子育てに向いた体へと変化します。
その為、女性らしさが少なくなり、性欲は減退していきます。
さらに、子供に対しての愛情が強くなり、旦那さんに対する愛情が少し薄くなってしまうのです。
女性から見れば、産んだ子供に一番の愛を注ぐのは当然のことです。
しかし、男性側から見れば、子供ばかりで自分を相手にしてくれなくなったと感じてしまう人が多いのです。
旦那さんが産後クライシスの原因をしっかり把握してくれれば問題ありません。
しかし、産後クライシスを理解せず、自分の欲求を奥さんに強要したり、育児や家事協力しなければ、奥さんのストレスは限界に達し産後離婚の原因となるのです。
・産後離婚をしないために
産後離婚を避けるためには、夫婦がしっかりとコミュニケーションを図ることが大切です。
夫婦のコミュニケーションといえば男性側はすぐに体のふれあいを要求しがちです。
しかし、心身ともに疲れて性欲が減退している奥さんには、性的な触れ合いを求めても嫌われるだけです。
日ごろから育児や家事についての奥さんの愚痴を聞いたり、自分が何を協力したらいいのかなどを夫婦間で話し合ってみてください。
奥さんの心身的な疲れや、奥さんの気持ちを理解し、それに沿うような協力をしてください。
産後離婚の原因となる産後クライシスや産後鬱は、旦那さんが精神的肉体的に協力してくれれば軽減することができます。
時には奥さんや子供の顔をしっかりチェックして、笑顔かどうかを確かめてみましょう。
Photo by Philippe Put