むしゃくしゃするとものに当たる子供はいますが、何もないのにものに当たる子供と言うのもいます。
物に当たる子供は何を考え、親たちに何を求めているのでしょうか。
・話を聞いてほしい
仕事が忙しかったり、目の前の作業でいっぱいいっぱいだったりすると子供の話をなかなか聞く時間を持つことができません。
子供が親の忙しさを理解していればいいのですが、理解していても傷ついていたりするとものに当たることで話を聞いてほしいと言う気持ちを表現するようになってしまうのです。
心がもやもやしている、イライラしているというときにものに当たってしまうのは大人も同じですから、まして小さいお子さんは起こりやすいことだと言えるでしょう。
・しかり方に不満を持っている
いたずらや悪いことをして叱られるのは子供も分かっていますが、長時間叱り続けていたり、過去のことを引っ張り出して愚痴をこぼすように叱ってしまうと子供は不満を募らせものに当たりやすくなります。
逆に子供のすることだからとどんなことでも大目に見て子供を叱らないと言うのも、子供に不満が募ってものに当たるきっかけとなってしまいます。
いつもは叱らないのに今日に限ってなぜ同じことをして叱るのか、子供は分かっていませんから、叱るときはけじめをつけて、悪いことをしたら一言で叱るようにしましょう。
子供がものに当たると言うことは何かしら不満を持っているという現れですから、子供の話を聞くことを前提に子供と向き合い、不満なことがないか、もやもやしていることは内科くみ取ってあげましょう。
Photo by Mindaugas Danys