親のいうことを聞いてくれないのも、少々であればかわいらしく見えることもありますが、毎日だと親も心身的に疲れてしまいます。
特に忙しい時間帯に反抗されたりすると、ついイライラして、怒鳴ってしまうことも。
しかし、親が接し方を少し変えるだけで、子供がいうことを聞いてくれないという悩みは解消されることが多いのです。
・生まれつき親に反抗する子供はいない
赤ちゃんは自分の意志を持つまでは、親に依存して生きていくことになります。
その為、強い愛を感じることはあっても、いうことを聞かなかったり反抗したりすることはありません。
しかし、2歳頃を境に、親に反抗したりいうことを聞かなくなってしまう子供が増えます。
2歳くらいはいやいや期とも呼ばれ、自分でできることが増え、何でも自分でやって見ようとすることが増えます。
この時、親が子供の話に耳を傾けることもなく、何かをしながら適当に子供の話を流してしまっていると、子供も親のいうことを聞いてくれなくなります。
また、その時その時で言ってることが違う場合、子供はいつの話を信じればいいのかわからなくなるため、親のいうことがわからなくなってしまうのです。
・親のいうことを聞かないときに言ってはいけないこと
親のいうことを聞いてくれない場合、ついつい感情的になってしまい、大声で怒鳴りつけてしまったり、心にも思っていないようなことを口にしてしまいます。
しかし、親のいうことを聞かないとはいえ、大好きな親から心無い言葉を言われた子供は、心に大きな傷を背負ってしまいます。
その為、子供の人格まで否定してしまうような言葉や、自分の子ではないなどの言葉は絶対言ってはいけません。
例え子供から大嫌いといわれても、親が子どもに嫌いと言ってはいけません。
また、つい感情的になりすぎて大きな声で脅かすように叱ってしまったり、叱るばかりでほめないのも良くありません。
悪いことをしたら叱るのはもちろんですが、良いことをしたときは思い切りほめてあげましょう。
子どもは親が大好きです。
親も子どもの気持ちを理解して、しっかり話をしながら子供のペースで見守ってあげると、お互いに感情的にならずにいやいや期を乗り切ることができます。
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