母乳育児こそ素晴らしいという考え方が最近は広まっているようです。
ミルクで育てると愛情が育たない、母乳の子の方が病気にかかりにくいなどと言われていますが、そんな母乳信仰に苦しむママも少なくありません。
・理由あって母乳育児ができないママたち
例えば妊娠中に病気が見つかり、出産後服薬のために母乳育児をあきらめなければならないと言うことがあります。
母乳で育てたかったけれど赤ちゃんが満足するだけの母乳が出なかったと言うママもいます。
双子で入院中から母乳とミルク半々で育ててきたと言う経緯もあるでしょう。
しかしそんな事情を知らずに粉ミルクを与えている様子を見ると、母乳で育てればいいのに、と心無い言葉を投げかけられ、苦しむママも多いのです。
・周りの理解も必要
母乳で育てたくても母乳で育てられないママはいますが、そんな事情を見ただけで判断できる人はいないでしょう。
経験がある人なら、察して何も言わないと言うことはありますが、母乳とミルクで争いが起こりやすいのはお姑さんとの関係です。
粉ミルクで育てていると母性が育たない、すこし子供が大きくなりいやいや期に入ったころに、だから母乳で育てろと言ったと言われてしまいます。
そうすると嫁姑関係が悪化し、負の感情を背負うことになりかねません。
そうならないためには、母乳育児ばかりが育児ではないことを理解することが大切です。
ミルクで育てても親子の絆が深い家庭は多いですし、愛情も育つのです。
理由があって母乳で育てられないと言うことを周知してもらい、ママがストレスを感じずに子育てに専念できるようにサポートすることも大切ではないでしょうか。
Photo by Donnie Ray Jones