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子育て家庭に嬉しい!!ランドセルを全員に無料で配布してくれる町

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子どもの成長はうれしいことですが、時には服や学用品が、痛い出費になることも…。

その最たるが、1個4万~10万円以上となる、ランドセルです。
校則で指定されている訳ではなく、ただ暗黙の了解で「小学校通学=ランドセル」とみなされています。それなのに、学校からの補助はなく、それぞれの家庭で用意しなければいけないのです。

●ランドセル選びが子育て家庭を悩ます

半年以上前から10万円以上の特注デザインの高級品をオーダーする家庭がある一方、困窮する家庭ではランドセル購入のため身を切る思いで親戚からお金を工面したり、おさがりのランドセルを使って子どもがいじめられた、ランドセルが買えずリュックにしたら目立った、周囲の値段と合わせているうちに高額のものを買うことになってしまった、など、世知辛いエピソードが続出しています。

●ランドセルは年々高級品になりつつある

最近は少子化の影響もあり、ランドセルの販売数は減ったものの、平均価格が上昇しています。
高級品や珍しいデザイン、豊富なカラーなど、こだわりの商品が目立つようになりました。
友達とデザインがかぶりたくない人は6月には注文を、お盆前に買わないと売れ残りばかりになるなど、まことしやかな噂が飛び交っています。

なんだか大変そうですね。
ランドセルは丈夫で便利だけど、本当にあれを用意する必要があるのでしょうか?

●茨城県では10市町がランドセルを新一年生全員に無償で配布!

そんな中、茨城県日立市では、昭和50年以来ずっと、ランドセルを新一年生全員に無償で配布しているそうです。
軽くて便利なファスナー式薄型ランドセルで、色は男女とも赤黒から選ぶことができ、入学式当日にプレゼントされるのだそうです。

貧困家庭も、富裕家庭も、差別なく、みんなでそろって、同じランドセル。
それが入学のお祝いに学校でもらえるのですから、子どもたちの笑顔が目に浮かぶようです。

そしてまだ幼児体型の新1年生には、軽量の布製のランドセルは負担も軽く、成長にも悪影響がなさそうでいいですね。

●30色から選べる町も

茨城県内でも、自治体によってランドセルの配布方法は違います。

茨城県利根町では、一般的に販売されているランドセルを30色以上も展示。自由に選ぶことができます。
そしてもちろん無償でプレゼントされるのだそうです。
子どもも楽しめそうでいいですね!

●京都などで、1万円以下の布製ランドセル「ランリック」が普及

革製のランドセルはがっしりしていますが、本体そのものが重く、教科書を入れると3~4キロにもなると言われています。
体にフィットしていないランドセルだと、さらに疲労を感じやすく、猫背などの原因にもなってしまいます。

その点、登山などでも動きやすいリュックは、荷物を入れて背負うのに最適です。
そのため「リュックが学校指定のカバンになればいいのに」と考える親御さんも少なくありません。

そんな要望を受けてか、京都府・滋賀県・大阪府・奈良県の一部の公立小学校では、「ランリック」という布製のリュックのようなカバンを、通学用に指定しています。

交通安全のために目立つ黄色のカラーが導入されましたが、最近は赤と青も追加され、3色から選べるそうです。

「ランリック」が何よりいいのは、価格が1万円以下であるということ。
そして、こちらも茨城県の日立市と同様に、学校の指定なので、全員迷うことなく同じものを使えます。
ただしこちらは支給ではないので、各家庭での購入となります。とはいえ、一般的なランドセルに比べると、とても家計にやさしい価格ですね。

●ランドセル指定がラク!?

上記の茨城や近畿以外でも、一部の公立小学校で、小学校で軽量なカバンが指定されています。

ランドセル選びはワクワク楽しいものですが、近年の価格や色やデザインが幅広くなりすぎて、保護者にとってその用意が負担となっていることも確かです。
子どもの6人に1人は貧困家庭と言われている昨今、暗黙のランドセル通学という

願わくば、おしゃれで軽量なカバンを、学校で一括で指定にしてもらえたら、そして可能ならそれが無償で贈呈されるなら、全ての親御さんにとって入学準備の悩みが軽くなりそうですね。

ランドセル選びの楽しみと、一括指定される気ラクさ。
あなたはどちらが好みでしょうか?

Source:
http://www.city.hitachi.lg.jp/kyouiku/school/001/p001327.html
http://ranrick.com/

Photo:Kanko*

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