親は誰でも自分の子供がかわいいものです。
しかし、なかなか話し出さなかったり、立つのが遅くなると、発達が遅れているのではないかと不安になってしまいます。
・歩くのが遅い
発達の基準として、首が座る、寝返り、ハイハイ、つかまり立ち、たっちなどがあります。
基準となる目安が母子手帳などに書かれているため、目安の月齢より遅くなったり、ほかの子と比べて遅くなると、発達に不安を感じる親も多いです。
しかし、これらの運動神経の発達には、本人の体力や体格などの問題も複雑に絡んでいて、目安の時期に発達していないからといって不安になることはありません。
肉体的な発達は個人差が非常に大きいので、大らかに見守ってあげてください。
それでも心配なときは小児科医などに相談してみましょう。
・話すのが遅い
家での生活ではほとんど気にならない程度であっても、同じ年代の子が集まればなんとなく気になってしまうことがあります。
特におしゃべりな子を見てしまうと、言葉が少ない場合には大丈夫か心配になってしまいます。
言葉の発達は、体の発達とは違い、周囲の環境などが大きく左右します。
兄弟が多かったり、小さいころから保育園など同世代との遊びが盛んだった人は言葉を覚えるのも早いです。
一人っ子で友達も少ない場合、親と会話するだけでいいので会話はどうしても少なめになってしまいます。
言葉をたくさん話してほしいと思うのであれば、意識的に周囲が多く声をかけてください。
それでもなかなか言葉が出ないときは言葉が離せない別な理由があることもありますので、病院を受診してみましょう。
発達が遅れると発達障害ではないかと恐れるお母さんも多いですが、肉体的な発達も、知能的な発達も個人差が大きいため、ゆったりした気持ちで見守ってあげてください。
それでも遅い場合には発達障害以外の病気なども隠れていることがあります。
その為、まずは小児科を受診してみましょう。
Photo by Caitlin Regan