かねてより「子ども・子育て支援日本一」を目指している大阪府池田市が実施してきた「エンゼル車提供制度」。
この春、2017年4月1日から、ダイハツの小型乗用車「ブーン」または「トール」の車両を、無料で3年間提供してくれることになりました。
●条件は「第3子以上出産」&「市内在住6カ月以上」
「エンゼル車提供制度」では、市内にて第3子以上を出産し、市内在住6か月以上など、一定条件を満たす方に、3年間無料で車を貸し出してくれるシステムです。
●カーナビやETCも完備!
貸与される「ブーン」「トール」の車両は、カーナビ、ドライブレコーダー、ETCのオプションや衝突回避支援システムが装備されています。
自分でオプションとして付けるとかなりの金額になってしまうこれらの便利・安心な機能。
全部無料でついてくるのはありがたいですね。
小さな大切な命を載せて走る車なので、最新の衝突回避システムは本当に助かります。
●多くの人を対象に復活した制度
ちなみにこの「エンゼル車提供制度」は、かつて池田市内で、1997年から2011年まで実施されてきました。その頃の条件は「第4子以上出産」「市内在住1年以上」というものでした。
一旦停止された制度ですが、今回は「第3子以上出産」「市内在住6カ月以上」と、より多くの人が受けやすいよう、条件を緩和して再開されました。
ダイハツは、今後も地域社会に貢献できる活動を積極的に実施することで、より社会に根ざした企業を目指すとしています。
ちなみに今回提供される「ブーン」「トール」は、コンパクトながらも5人乗りで使いやすく、ファミリーカー・デビューにおすすめの車種なのだそうです。
子連れでお出かけする想定で設計されているので、便利がつまっているそうです。
■運転に不慣れなママでも安心の小回りと高級感「ブーン」
■人気の後部スライドドア&背高「トール」
●池田市以外でもぜひ導入してほしい!
子育て支援や、少子化対策の方法は様々ですが、企業も協賛した、こんな車の援助もありがたいですね。
出産後は出費もかさむ時期。
せっかくの車も、子どもが大きくなって買い替える家庭も多いもの。
子どもが小さいうちは、無料で、コンパクトカーをフルに利用して、ママも子連れ運転に慣れながら、便利な最新機能をじっくり使うことができます。
大阪府池田市は、ダイハツ発祥の地。
明治時代からモーターを製造し、昭和以降は「ダイハツ」となりました。
そんな縁があって生まれた「エンゼル車提供制度」ですが、ぜひ日本全国ほかの地域でも、取り入れてほしいですね。
Source:
http://www.daihatsu.com/jp/news/2017/20170228-1.html
http://www.daihatsu.co.jp/lineup/thor/index.htm
Main photo by erik langner