ママ向けの子育て情報はあふれているのに、パパを対象にした子育て情報メディアは、ごくわずかしかありません。
子どもが生まれて育てていくのに、不安や期待を抱えているのはパパも同じ。
でも、圧倒的にパパ目線でどう子育てに向き合うべきかを教えてくれる情報や人が不足しています。
●パパ友のアドバイスもアテにならない
ママと違って「パパ経験者だから育児に詳しい」とは限らないのが、パパたちのつらいところ。
年配の男性には「子どものことは全部 カミさんに任せっぱなしだったよ~」
偽イクメンの友人からは「赤ちゃんには携帯見せて遊んであげて、泣いたら嫁にパスすればいい」など、見当はずれの経験談をもらったり…。
たった一度の人生、本気で、わが子に向き合いたいのに、周囲から適切なアドバイスを得られず、困っているパパも多いのです。
そして、よくわからないからこそ、つい子育てに消極的になってしまうということもあるかもしれません。
●パパ応援サイト「パパノミカタ」
そんな情報不足のパパたちのために、神奈川県では母子手帳ならぬ、父子手帳を目指して、パパ応援WEBサイト「パパノミカタ」をつくりました。
<引用>
子どもが生まれる。 ワクワク、ドキドキ。そして不安も…。 そんなパパたちのために、パパノミカタができました。
誰もが大変な子育てだから、誰か一人が抱えこむものではありません。 パパが力んで追い込まれたり、ましてやママに任せきりというのも…。 ここは、チームで子育てに向き合ってみませんか?
チームとはパパ、ママだけでなく、祖父母や職場の人たち、友だち、 保育園や幼稚園などの先生、地域の子育て支援者さんたちもそうです。 みんながミカタになる、チームづくりのカギは、 何といってもコミュニケーションです。
チームのゴールは子どもの育ちと家族の笑顔! あなたらしい育児スタイルをミカタとともに 見つけていきましょう。
<引用ここまで>
新しい取り組みですね!
パパにガツンと子育てを負担させるのではなく、チームの一員として、子どもを取り巻くすべての大人が、みんなで子どもを育てていきましょう、というスタンスなので、誰でも抵抗なく目を通すことができます。
●男性にも伝わりやすい「子育ての基礎知識」
「かながわパパ応援ウェブサイト」と銘打っていますが、一般的な子育ての基礎知識が、男性にも伝わりやすいイラストとともに、すっきりと説明されていて、日本中のパパに、もとい、ママや祖父母も含めて、全ての子育て関係者に読んでもらいたい内容ばかりです。
ママが長々と説明するより、案外こういう簡単な解説の方が頭に入りやすいかもしれませんね。
パパのみならず、家族やきょうだい、親戚にも読んでもらいたいですし、子どもとの接し方がわからない方にもおすすめです。
●パパサークルやパパ料理の紹介も
さらに「集まれパパ友!」のコーナーでは、子育て男性向けの育児セミナーや、パパたちが自主的に集まって子ども向けに活動するサークルなどを紹介。先輩パパやパパ友たちと楽しく交流することができます。
「パパ料理」コーナーでは、パパも家族も喜びそうなメニューや、手軽に作れる離乳食のレシピなどを紹介。
自分も楽しみつつ、自己満足で作る「男料理」とは違う、家族のための「パパ料理」を紹介しています。
「パパとお出かけしよう」のコーナーでは、ダイナミックな遊びを親子で楽しめる、レジャー施設や公園、博物館などが紹介されています。
こちらは神奈川県内の情報がメインとなっているようです。
●パパの教育が負担になっているママにも
パパの教育なんて、ちょっと失礼な言い方かもしれませんが、実際のところ、自分も手探りで子育てを学びながら、パパにも手取り足取り子育てや家事を教えなければいけないママも少なくありません。
それがスムーズにできず、夫婦ゲンカになったり、覚える気のないパパにあきらめてしまうママ、せっかくやってるのになぜダメ出しされるのか理解できず、やる気を失ってしまうパパの姿も…。
そんな時にも、この「パパノミカタ」が力になりそうですね。
ぜひ、せめて「子育ての基礎知識」パパに目を通してもらいましょう。
神奈川だけでなく、全国版もできるといいですね。
※イラストは全て「パパノミカタ」サイトより
http://c.rakuraku.or.jp/mikata