言葉をいろいろと話せるようになると、自分の行動を自分が知っている言葉だけで何とか説明しようとするので、時として思わず笑ってしまうようなへりくつに出会うときがあります。
・自分が食べたくないものを無理やり食べさせられるとき
親が子供の好き嫌いを改善させようとして、苦手なトマトを食事の中に取り入れたときのこと。
気が付かないうちはおいしいと食べていたのに、トマトが入っていると気が付いたとたんに一言。
「トマトさんがね、食べないでって言ってる。」
食べてほしい親は必死でしたが、周囲はかわいいと大爆笑でした。
・勝手におやつを食べてしまったときの言い訳
弟とお姉ちゃん2人分のおやつを用意して、少し目を話したすきに、2人分ともおやつが無くなっていました。
よく見たらお姉ちゃんの口に慌てて食べたらしいおやつの跡を発見。
聞いてみたら「だって、早く食べないとおやつが腐っちゃうんだもん。」
・サンタさんが…
子供にゲームのソフトを頼まれて、クリスマスにサンタに扮して枕元にそっとゲームをプレゼントしたときのこと。
ふと気が付いたら子供の部屋に電気がついていたので何事かと覗きに入ったら、さっそくあげたゲームをプレイしているのを発見。
夜中なので注意したときの子供の一言。
「だって、サンタさんがいいって言ったもん、今日は特別だよって!」
渡した親はそんなこと言ってないんですが。
・彼女よりも
お遊びの時間になぜか彼女をたたいて泣かせていた男の子。
先生が訳を聞いたら、どうやら女の子が小さな虫をふんづけて殺してしまった様子。
それでも女の子をたたくのは良くないと注意した先生に、男の子の言い訳。
「先生、俺は彼女より命のほうが大事だと思う。」
確かにそうだけれど。
・本屋にて
子供がまだ小さいことを理由に、アダルトな本のコーナーで本を物色していたお父さんに子供からの一言。
「お父さん、そんな本ばっかり読んでたらお母さんに怒られるよ。お母さんにも同じもの付いてるよ。」
子供ながらにどんなところにいるのかわかったのかな。
屁理屈を言われると何かと腹が立つこともありますが、屁理屈を言えるほど成長していると考え、イライラせず笑いながら対応していきましょう。
Photo by Randen Pederson