子どもの好き嫌いに悩んでいる親御さんも多いでしょう。
ですが、他のものを食べないからといって、子どもが好きなものしか与えないと言うのも考え物ですよね。
と言うのも、幼稚園、小学校に入れば給食が始まるからです。
給食は子どもたちの栄養バランスを考えて作られていますし、昔ほど厳しくなくなりましたが、できるだけ全部食べましょうというのが学校給食の方針なので、好きなものだけ食べさせるというわけにはいきません。
というのも食べると言うことは家庭においても教育現場においても食育に該当するからです。食べ物を通じて、子どもたちに食べることの大切さ、食べ物が私たちのところまで来る過程を学ぶわけです。
子どもたちがもしも好きなものばかり食べていたらどうでしょうか。
もしもそれが高いものだとしたら家計は成り立ちません。
また、たとえば子どもが肉が好きで野菜をまったく食べないとすると、野菜から本来とるはずの栄養素が取れずに肥満になってしまう可能性が高くなってしまいます。
栄養を取ると言うことには子どもの成長のためにも意味があることなのだと認識することが大切です。
では好きなものを禁止しないといけないんでしょうか?
そんなことはありません。毎日ではなく、1週間に1回にする、高いものなら何かのご褒美や記念日に出す、とルールを決めておくといいでしょう。
記念日は誕生日、クリスマスだけではなく、入園式や卒園式などでもかまいません。
毎日食べられるものではない、という認識を持たせるのが大事だと思います。
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