「子どもは褒めて伸ばしましょう」と言われますが、確かに子どもは親に褒められるのが大好きです。
親に褒められると、自分が認められたという気持ちが生まれますし、自分はいいことをしているという気持ちになります。
では、子どもがもっとも喜ぶ褒め言葉とはどんな言葉なのでしょうか。
1つは、子どもの存在を認めてあげられる言葉です。
たとえば○○ちゃんは妹思いで優しいね、△△くんはいつも元気だね、といったように、子どもの特徴を褒めてあげることです。
そうすると子どもは自分が大切な存在であり、大切にされている、価値がある人間だと思えるようになります。
2つ目はいつも、という言葉を付け加えることです。
いつも、ずっと、次も、などといった「いつ」というタイミングが大切になります。
この言葉を入れることで、子どもは「全部を褒められた」という気持ちにつながりますから、自分に自信を持てるようになります。
3つ目はママがどう感じたか、ということを入れてみましょう。
たとえば○○ちゃんが手伝ってくれたから、ママもとっても嬉しい、といったことです。
自分が誰かのために役立てたということで、自分にもできることがある、誰かの役に立てると自覚します。
4つ目は複数のことを一度に褒めることです。
△△くんはお手伝いもするし、弟の面倒も見るし、帰ったらうがい手洗いを忘れないしいい子だね、というように、1回の褒め言葉に2~3つ以上の褒め言葉を入れるのです。
すると子どものやる気はますますアップします。
最後はがんばったね、という言葉です。
たとえば遊んでいて転んだときに、泣かなかったらがんばったね、本人が立ち上がるのを待ってがんばったね、と促してあげることで、子どもの欲求が満たされるのです。
子どもの褒め方に悩んでいる方は、ぜひ参考にしてみてください。
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