子供1人であれば、その子のことだけを見ていればいいので、相手もたっぷりしてあげられますし、甘えてきても余裕で受け止めることができます。
ですが、子供が2人以上いると、どうしても小さい子の世話が優先になってしまって、長女や長男へ対応は今までとは違うものになってしまいがちですよね。
遊ぼうと言われても甘えられてきても対応してあげられる余裕がないため、ついつい「おねえちゃん(おにいちゃん)なんだから自分で遊んで」という対応をしてしまうことも多くなるでしょう。
また、「しっかりしなさい」「我慢しなさい」というように、長女・長男としてのしつけを厳しくしてしまいがちです。
確かに長女・長男は、兄弟の中で一番最初に大人になるので、ある程度の年齢になったら下の子の面倒をみたり、親の手伝いなどもしなくてはいけなくなります。
一般的な感覚として、長女・長男にはしっかりしてもらわなくては、という意識があるので、厳しく接してしまうのはしょうがないことかもしれません。
ですが、しっかりしてもらいたいと思っていても、無理に感情を抑えさせるようなしつけは避けるようにしてください。
特に「おねえちゃん(おにいちゃん)なんだから」というのはよくありません。
子供は好きで上の子として生まれてきたわけではありませんし、まだ小さいうちはそんなことを言われても、どうして年上だから我慢しなくてはいけないのかが理解できません。
理解できないまま抑制を強いられると、それは徐々に反発という感情を生み出します。
大変だと思いますが、下の子が寝ているタイミングなどに、上の子のケアをするようにしてくださいね。
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