子どもの将来の学力や、国際化社会に順応できるようにと、子どもに英語などの外国語を習わせる親御さんが増えています。
確かに十年前に比べて日本にやってくる、移住する外国人は増えましたし、国際結婚する日本人も増えています。
海外渡航者も増えていますから、旅行であれ留学であれ、外国語を身につけておくことは悪いことではありません。
ですがあまりに小さいうちから外国語にふれていると、脳が混乱してしまうのではないか、学力に支障をきたしてしまうのではないか、と考える親御さんもおられます。
確かに母国語は日本語ですから、そこに英語などが入ってくると混乱して何が日本語なのか分からなくなってしまうのではと心配する気持ちも分かります。
ですが子どもの脳というのは意外と器用にできているようで、親が普段話しているのが日本語だから、親や他のお友達との会話では日本語を使う、英会話教室などでは英語を話すから英語を使うと使い分けているようです。
今は幼稚園でも英語を教えているというところが多いですし、1歳から始める英会話などもあります。
小さいうちからふれていくうちに、発音などが段々と身についてくるものです。
もちろん舌の長さなどが関係して発音がうまくできない単語もあります。
ですが小さいうちから外国語を身につけることが特に悪いこと、ということはないようです。
言語は日本語でも外国語でも、習うより慣れろということになりますから、外国語教室以外にも、お母さんやお父さんが普段から子どもに聞かせてあげることが大切になります。
Photo by Bigstock