最近は布おむつで育児をする人が増えています。
布おむつのおむつケーキもありますし、布おむつとおむつカバーを一つにしたカラフルなものもあります。
エコが取り上げられる昨今、新生児の実に30人に1人が布おむつを使用しているのです。
お母さんによっては、最初の1~2ヶ月は紙おむつを使い、育児に余裕が出るようになったら紙おむつと布おむつを併用する人もいるようです。
たとえば外出するとき、夜は紙おむつを使い、普段は布おむつを使うといったような形です。
布おむつのメリットで言われるのはコスパです。
布おむつの必要な道具をそろえると、布おむつを30枚程度、カバー10枚程度、ライナー10枚程度、洗濯用バケツ、などをそろえて3万円前後かかります。
さらに洗濯する時の電気代、水道代、洗剤など、合計5万円前後かかります。
一方紙おむつの場合、1日10枚程度の使用で1年間5万円くらいになります。
ですがオムツはおしっこなどがトイレでできるようになるまで使用しますから、2年目以降のコスパを考えると布おむつのほうがお得になります。
さらに2人目以降であれば、布オムツはお下がりで使うことができます。
また布オムツは、濡れればその不快な感覚が分かりますから、おむつが外れるのが早いといいます。
布おむつの場合、洗濯が大変ですから、トイレトレーニングを早く終わらせようとママも頑張ります。
するとおむつが比較的早く外れることが多いのです。
おむつかぶれはないのか、という質問もありますが、これは紙おむつの場合も同様で、頻繁に取り替えなければかぶれる、相性が悪くて肌が荒れるということもありますので、デメリットはほぼ同じです。
また布おむつで育児をしているお母さんたちに聞いてみると、布おむつをたくさんの干したときに爽快感を覚える、布おむつの場合、育児をしている達成感がある、紙おむつを買いに行く時間が省けていい、紙おむつはゴミの量が増えるけれど、布おむつならゴミの量が増えない、といった感想をあげています。
特に、夏はニオイが気になりますし、おむつが臭わないゴミ箱を買っても、一時的にしか使わず、経済的ではない、という声もあります。
その点、布オムツは衛生的ですぐに洗濯できますし、たたむ手間も慣れればまったく問題ないという声が多いようです。
最近は産婦人科でも布おむつを使う病院が減ってきました。
しかし布おむつには布おむつのよさがあります。
柄やカラーも豊富ですから、興味のある方はチェックしてみてください。
Photo by Bigstock