昔から木のおもちゃは子供に良いと言われていて、新しいおもちゃがたくさん開発される中でも不動の人気を誇っていますね。
1)自然のものだから
木のおもちゃがこれだけ長く愛されるのは、まずは自然のものから作られているということが挙げられます。
自然界のものというのは無機質で加工されたものと違い、子供に無意識の安心感を与えるので、健やかで豊かな心の成長や素直な思考を育てると言われています。
大人でも木のぬくもりを感じると安心するように、子供が木のおもちゃに触れることが子供の情緒に大きく影響するのですね。
2)子どもが自分で考えて遊ぶから
最近はボタンを押すと音が出たり、光が点滅したり、スイッチを入れるだけでいろんなアクションを起こすおもちゃがたくさんありますが、こういったものは受身でしか遊べません。
もちろん楽しいという感覚は味わえますが、指1本で済んでしまうので、自分で考えて何かをするという力を育てることはできないのです。
ですが木のおもちゃは、自分からアクションを起こさないと何も動きません。
その代わり、ちょっとでも働きかけるとどのようにでも変化してくれるので、例えそれが単純な変化でも、自分で変えることの楽しさを覚えます。
だからこそ、子供は自分で工夫をして遊ぶようになり、自然に考える力を養っていけるのですね。
3)丈夫だから
木のおもちゃは耐久性があるので、ほとんど壊れることはなく、長く使い続けることができます。
電気式のおもちゃは壊れたら終わりですが、ずっと遊べる木のおもちゃは愛着という心も育ち、物を大事にすることも学べますから、知能と心の発達にとても高い効果を与えてくれるのですね。
Photo by Jennifer Lord