ある程度の意思を持って自分で行動できるようになってきた我が子についつい命令口調で声かけをしてしまってはいませんか?
「早く勉強しなさい」「早く寝なさい」
こんな言葉は日常生活の中では当たり前の声掛けに感じますが、実は、この命令口調で行う声掛けは子どもにはとても良くないものなのです。
3歳~6歳の時期の子どもの脳は、自分で考えて自分でやりたいと思い、自分なりに行動し、できたことで達成感を味わったことをご褒美として脳は感じるのです。
しかし、この時期の子どもを育てている多くのママは、自分では何もできない、何も考えていないと感じ失敗しないようにと先にあれこれとやらなければいけないことに声掛けをしてしまうものです。
そして、その声かけに対して拒絶したり反抗的な態度をとられるので、つい命令口調になってしまうものです。
この時期に、自分で考えて行動することを失敗しながらも学んでいくと、自主性や主体性を持った子どもへと成長していきます。
いずれ、パパやママの元から巣立ち生きていく我が子のことを思えば、やはり自分で考え行動できる子になって欲しいという思いは誰でもあると思います。
その練習は、まだ小さいと感じる頃から始まっているのです。
しかし、まだまだ子どもは親に甘えたい、依存したいという思いも持ちあわせているので上手に甘えさせながら、命令口調ではなく自分で考え行動できるような声掛けをしてあげると良いと思います。
そして、ひとつずつできることが増えていくように、一緒に楽しみながら、色々なことに挑戦させてあげてくださいね。
Photo by saritarobinson