大人の目線と子どもの目線は違います。
たとえば歩きタバコがそうです。
大人は手をぶら下げているつもりでも、その先に火のついたタバコがあると、その高さは子供の目の高さと同じです。
人ごみの中ぶつかれば大惨事になります。
そういった意味で、家の中の危険箇所を見てみましょう。
もっとも大きな危険箇所は台所です。
キッチンには包丁を差し込む場所があります。
実はこの扉、1歳の子供でも簡単に開けてしまえるということをご存知でしょうか。
包丁を取り出し、ニコニコ笑いながら立っていた、という目に遭った親御さんもいらっしゃるでしょう。
ほかにも台所にある漂白剤や醤油、油などを取り出されるということは、台所だからこそ起こることです。
扉が開かないようにする、台所に入れないようにするなど工夫しましょう。
リビングにも危険がいっぱいです。
まずコンセントです。
ヘアピンなどの金属が落ちており、コンセントの穴に差し込むと感電します。
子供は穴があれば引っ張り出す、詰め込むという作業をします。
これが危険なのです。
ほかにもコタツの中や角、寝返りをすると落ちてしまうソファも危険です。
家のほかの場所では、階段から転げ落ちる、お風呂のふたの上に乗ってお風呂の中に落ちてしまうといったことがあります。
さらにベランダにものがあれば、子供はよじ登りますから、転落してしまうということもあります。
親御さんがあらかじめ危険予測をし、未然に防いであげましょう。
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