外国では、恋人同士以外にも、親子や兄弟でも愛していると言葉に出して相手に伝えます。
ハグや頬へのキスも挨拶がわりなので、ごく自然にしています。
しかし日本ではあまりこういう習慣がありませんし、はっきり言わない事がおくゆかしいと考えられてきました。
家族のように、毎日同じ空間で同じ時間を過ごしていると、言わなくてもわかってくれると思い込んでしまいますが、どんなに仲の良い親子でも、言葉や行動に出さないと伝わらないものです。
特に子供が小さいうちは、ママとのスキンシップはとても重要です。
何かある度にママにギューッと抱きしめてもらった子供と、あまり親子のスキンシップをしなかった子供では大人になってからも差が出ます。
ママに抱きしめられて育った子供は、常にママの愛情を身近に感じるので人に対しても優しい気持ちになれます。
特に子供が小さいうちは親に甘えたいと思うので、それに応えてくれるママがいると感じられれば子供も安心します。
あまりスキンシップを取らずに育った子供は、常に不安や孤独を感じ、愛情に飢えているので少しひねくれたりしてしまう事があるといわれています。
普段は優しいママでも悪い事をしたら子供を叱ると思いますが、しかった後のハグは特に重要です。
フォローをすれば子供も叱られた理由を理解できますし、良い事と悪い事の区別がつくようになります。
叱られると自分はママに嫌われていると思い込んでしまう事があるので、叱った後は必ず事情を説明し抱きしめてあげてくださいね。
Photo (c) Jessica Merz