生まれたばかりの赤ちゃんは、人の顔を認識できません。
視力も弱くはっきり見えていない事もありますが、成長するにつれて視力も発達し、パパやママの顔も認識できるようになります。
毎日見ているパパやママの顔は赤ちゃんも覚えやすいのですが、おばあちゃんやおじいちゃんなど、普段あまり見かけない人の顔を見た時、赤ちゃんは見た事のない顔に戸惑います。
これが人見知りとなるきっかけですが、少しずつ慣らしていけば人見知りも対処できます。
これと同じ理由で、場所見知りをする事があります。
家にいる間はニオイや景色も自分が知っているし、安心できる場所と認識もできています。
ところが病院や保健所など、慣れ親しんだ家とは違う場所に行った時、赤ちゃんは今まで感じた事のない雰囲気やニオイ、音や景色にびっくりしてしまいます。
ママが一緒でも知らない場所では緊張してしまいますし、知らない事を怖い事と判断する事もあり、これが場所見知りとなります。
家以外の場所に行くと機嫌が悪くなったり、泣いたりしますが、これも赤ちゃんが家とは何かが違うと認識している証拠です。
逆に家でよく泣く子が、外出先で表情を固まらせて全く泣かなくなり、「いい子ですね」「家では泣いてばかりなのに今日はおとなしいみたい」などというケースも場所見知りと考えられます。
これも人見知りと同じで少しずつ慣らしていくしかありません。
ベビーカーに乗っているとママの顔が見えないため、余計に不安が大きくなる傾向があります。
初めての場所に行く時は、抱っこして安心させてあげるのもいい方法です。
もちろん個人差もありますし、全く人見知りも、場所見知りもしない子もいます。
無理をせず自分のペースで慣れていきましょう。
Photo by Donnie Ray Jones