「子供をしつけるときは褒めるといい」と褒め続けた結果、叱られることを知らない大人になってしまった、ということがあります。
逆に子供を叱り続けることをしつけとし、大人になったときに褒められることへの喜びを知らないままになってしまった、ということもあります。
実はこの褒めると叱るというのはバランスが非常に大切なもので、子供をしつける上で大人が一番大切にしたことでもあります。
子供をしつけるときは褒めると叱るを交互に繰り返すといいでしょう。
その方法はまず褒めることから始めるのですが、これは子供の関心を親のほうへ向け、心を開かせるために行います。
目的は叱ることであっても、一点でいいので褒めることを見つけ、まず褒めてあげましょう。
たとえば朝寝坊したけれど布団をちゃんとたためたらそこを褒めるなど、褒める点を明確にし、子供が分かるように褒めてあげると効果的です。
褒めた後は具体的にどんなことがいけなかったのか、何をすればよかったのか言葉にして叱ってあげてください。
たとえば早く起きることができなかったら、もう少し早く寝たら朝気持ちよく早く起きられるよね、ということを言ってあげましょう。
逆にちゃんと起きなさいというように抽象的であったり、不透明な叱り方では子供はどうすればいいのか分かりません。
最後は褒めて締めるのですが、このときは子供に期待していると言う言葉を投げかけてあげましょう。
今までの例で行くのなら、今日の夜は早く寝られるようにしようね、ちゃんと眠れるようにお風呂で身体を温めようねなど、奨励してあげることが大切です。
Photo by meesh